こどもの病気

 

赤ちゃんや子どもの病気をわかりやすくご紹介する新コラムがスタート。 大切なお子さまの健康生活にお役立てください。

 

第3回 熱中症

屋外、屋内に限らず、気温が高い日や、湿度が高く汗が蒸発しにくい日は熱中症を招きやすくなります。
特に体温を調節する発汗機能が低い子どもや高齢者、皮下脂肪の多い肥満の人は、身体に熱がこもりやすいため注意しましょう。
めまいや吐き気、意識がもうろうとするなどの症状が現れたら、
早めに対処することが大切です。

 

熱中症の予防と対策

水分を十分に補給する
体温を下げようとして多量に汗をかくと塩分が失われるため、塩分濃度0.1〜0.2%を含む飲料を補給します。1日に必要な水分量 は1.2〜2リットル。
150〜200ミリリットルを数回に分けて取るのがポイント。

風通しのよい服装を
通気性のよい綿や麻の生地でできた服を選びましょう。
効率よく汗が蒸発され、
スムーズに体温を下げることができます。

こまめに温度を調節する
温度計の目盛りが30℃を超えたら、エアコンを使って部屋を冷やすなど、
こまめに温度調節をします。
快適に感じる環境は温度26〜28℃、湿度60%以下が理想です。

症状が出たら日陰で休ませる
涼しい場所で衣類をゆるめ、足を高くして寝かせましょう。
動脈がある首筋やわきの下、足の付け根を、
ぬれタオルや水などで冷やすと効果的です。

 

>バックナンバーはこちら
   第2回 アトピー性皮膚炎
   第1回 肥満

 

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