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第2回 アトピー性皮膚炎 |
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乳児期から小学生くらいまでの時期に多く現れる病気で、強いかゆみを伴います。
2歳未満では顔や頭、2歳以上では特に首や肘の内側、膝の裏側など、曲げる部分に湿疹ができやすいのが特徴です。原因は、体質や環境と、さまざまで個人差もあります。症状が現れたら専門医の診察を受けましょう。 |
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アトピー性皮膚炎の予防と対策 |
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保湿・保護を徹底する
「ワセリン」や「セラミド」入りの保湿剤を使って、手入れをしましょう。ワセリンは油脂の一種で、表面に膜をつくり乾燥を防ぎます。セラミドは角質細胞間脂質の主成分で、角質層の隙間を埋めます。肌に吸収されやすい入浴後にぬるのがおすすめ。
クリームはたっぷりとり、やさしくのばしましょう。 |
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刺激物は避ける
香辛料やコーヒーなどの刺激物、熱い食べ物は、血行を促進して、
かゆみを悪化させる原因となる場合があります。 |
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清潔を保つ
汗や汚れを落とし、できるだけ皮膚を清潔に保ちましょう。
ただし石けんを使ってゴシゴシと洗うと、皮脂が失われてしまうので、洗い過ぎには注意してください。肌への刺激が強い「薬用石けん」は避け、
入浴は38〜40℃のぬるま湯につかるようにしましょう。 |
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内服薬を服用する
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイドが主な薬です。
抗ヒスタミン薬は、眠気、めまい、倦怠感などの
副作用に気をつけましょう。 |
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第1回 肥満
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